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新卒採用

中小企業こそ、リクナビやマイナビを使い倒せ。

投稿日:2016-08-16 更新日:

リクナビをアピールする人

若年層の労働人口は年々減少。

若手社員を確保するために、中小企業でも新卒採用に取り組む企業が増えてきました。

ところで新卒採用と聞いて、まっさきに思い浮かぶ手法といえば、リクナビやマイナビへの広告掲載ではないでしょうか。

 

リクナビとマイナビは、シェアを二分する超大手の新卒ナビサイトです。 その会員数は、ピーク時には70万人を越えるほど。 圧倒的な集客力を誇るため、新卒採用を検討する企業はまず、この2つのサイトへの掲載を考えるのが一般的な流れとなっています。

ただ、リクナビやマイナビを覗いてみると、そこには名だたる大手企業の募集要項が並びます。中小企業の担当者としては、気後れしてしまう気持ちもあると思います。

しかし、今回はそれでも、中小企業がリクナビやマイナビを使ったほうが良い理由について、少しばかりお伝えしていきます。

 

中小企業がリクナビやマイナビに掲載しても応募が来ないのでは?

リクナビ・マイナビを使い倒す以前に、中小企業が掲載してちゃんと効果を得られるのだろうかと疑問を持つ方も多いと思います。

しかし、リクナビやマイナビは大企業が使うもの、という印象は、外から新卒採用を眺めている人の感覚にすぎません。 たとえば大手新卒ナビサイトの「リクナビ」を例に挙げると、掲載企業の55%が従業員300名以下の中小企業であるというデータがあります。

意外かもしれませんが、中小企業の掲載数は多いのです。むしろ、就活をしている学生さんの方が中小企業の掲載数の多さを実感しているかもしれません。聞いたことのない会社が、現にたくさん掲載されていますから。

 

こちらもリクナビのデータになりますが、就職活動をする学生側の意識についても触れておきます。「中小企業を志望、または企業規模にはこだわらずに会社を探したい」という学生は、リクナビ登録者の4割程度を占めているそうです。

リクナビには60~70万人が登録していますので、24万人から28万人くらいの学生は中小企業にとって採用ターゲットになり得る学生であると考えることができます。

このデータはリクナビに限らず、同じく大手の新卒採用サイトであるマイナビでも似たような傾向があると考えて構いません。違いがあるとすれば、リクナビの方がいわゆる上位校と言われる偏差値の高い大学生の登録がやや多く、マイナビは短大生や専門学校生の登録が多めです。

 

リクナビやマイナビに掲載する価値

ところで、新卒採用って、どうやって募集すればいいのでしょう?
ざっとこんな手段があります。

  • 縁故採用(無料)
  • ハローワーク(無料)
  • 合同企業説明会
  • 大学訪問(無料)
  • 新卒ナビサイト
  • 人材紹介
  • 自社広報(HPやSNS活用)(無料)

お金がかからない方法も実はたくさんある中で、それでもわざわざお金を払って新卒ナビサイト、それも大手の新卒ナビサイトへの掲載をお勧めするには、ちゃんと理由があります。

ナビサイト自体の機能が充実していることはもちろんですが、それ以外に大きな理由が2つあるのです。

 

①無料で採用コンサルティングを受けることができる

まず1つは、採用のプロのコンサルティングを、顧客フォローの一環としてナビサイト掲載期間中に無料で何度でも受けられる点。

あなたの企業に新卒採用のノウハウはありますか? 中小企業であれば、初めて新卒採用に取り組むケースも少なくないのではないでしょうか。

新卒採用は中途採用とは勝手が全然違います。ただ募集をかければ応募がきて、面接をして採用決定!とはいきません。学生には職歴がありませんから、能力のポテンシャルを見抜くのも難しいですし、学生に対する適切な面接のやり方だって分かりませんよね。

 

趣旨からそれるため割愛しますが、中途入社者と同じような面接をしていては採用は上手くいきません。新卒採用には新卒採用なりの面接の手法というのがあるのです。

さらに言えば、幸い採用が成功したとして、その後の教育はどうしましょう? 中途入社者と同じ内容の研修しか準備していないとすれば、学生はついて来れるでしょうか。早期離職の可能性は高くなりそうです。

 

リクナビやマイナビに掲載すれば、そんな新卒採用にかかわる諸々について、気軽に何度でも相談できる窓口がもれなくついてきます。いざ始めてみると案外分からないことは出てくるものです。ネットで調べればある程度の情報は見つけられても、自社にフィットした手法がどれなのかを判断するのは簡単ではありません。

リクナビやマイナビの掲載料金は「単なる掲載料」と考えれば高価です。でも、その金額内に採用活動のコンサルティング料金も含まれていると考えれば、考え方は変わってくるはずです。

元を取るつもりで、1年かけて営業マンからノウハウを引き出しまくれば良いのです。ノウハウを蓄積したあとに、格安の新卒サービスにトライするのであれば問題ありません。オシャレ上級者がユニクロをきれいに着こなすようなもので、まずは実力をつけるための先立つ先行投資が必要だということです。

 

②信用を買う、という発想

ちなみに、単なる知識面だけならば、リクナビやマイナビ以外のもっと安価な新卒サービスを扱う営業マンからも得ることは可能です。

しかし、だとしても本気で新卒採用をしたいなら、やはりリクナビ・マイナビに掲載しておいた方が良いです。これは率直に言って、学生に対する自社の「信用力」を担保するためです。これがリクナビ・マイナビをおすすめする理由の2点目になります。

 

分かりやすく言うならば、仮に街中に張り紙があって「新卒採用実施中!TEL/xx-xxxx-xxxx」と書かれていたとして、応募しますか? しないと思います。だって、怪しいですよね。ブラック企業かもしれないと疑いたくもなります。学生の感覚としては「"ふつうの企業"であればリクナビかマイナビで募集してるだろー」てなものなのです。

よほど知名度が高いエッジの効いた中小企業であれば、リクナビやマイナビに載っていなくても学生も疑問は持たないでしょうが、無名の企業ならリクナビ・マイナビ掲載企業であるという、無意識の安心感を利用しない手はありません。

 

仮にナビサイト以外の集客のアテがあるとしても、学生に情報を登録してもらう際にナビサイトに掲載していれば、エントリーしてもらうだけで簡単に情報を送ってもらうことができます。学生もナビサイトを介してであれば、気軽に安心してエントリーできます。ほとんどの学生がリクナビやマイナビを利用しているならではの利点です。

リクナビやマイナビはテレビCMを流すだけではなく、各大学に対して学生のナビサイト利用を促進するために、ロビー活動のようなこともコツコツやっています。大学のキャリアセンターでも、学生に対してナビサイトへの登録は基本行動として推奨しています。

 

また、ナビサイトの機能の一部として、就活のスケジュール管理をサポートしたり、自己分析を行えるようなツールが公開されていたりもします。

リクナビやマイナビはいまや単なる広告ではなく、就活を行う上でのプラットフォームなのです。そのプラットフォームに窓口を開いておくことの重要性は大きく、エントリー数の費用対効果などの単純比較だけで、安易な判断をしないことが大切です。

 

 

できる営業マンの見分け方

ところで、採用のプロがコンサルティングしてくれる点が、リクナビやマイナビに掲載する利点だと先ほどお伝えしました。

しかし、と思った方も多いと思います。担当する営業マンがヘボだった場合は、コンサルとして役立たずになってしまいますよね。だから、担当してもらう営業マンの質の見極めがとても大事なのです。

一概には言えないという前置きはしつつも、これは簡単に見分けることができます。

 

役職をみれば実力がわかる

人材サービスを扱う企業は離職率が高いため、会社の平均年齢は低めです。そのぶん出世も早いです。

20代なら主任から係長。30代なら係長から課長くらいを目安にして良いでしょう。女性の営業であっても、一般企業の感覚と比べれば遥かに役職はつきやすいです。

いい歳をして役職がない営業マンは高確率で地雷です充分な知識がなかったり、掲載してもフォローがいい加減だったりします。出世していない=営業成績が悪いのです。もしくは突き抜けた成果を挙げられずに、ずっと低空飛行で卒なく働いてきた人間だということです。

 

売れていない営業は、顧客フォローの経験も必然的に少なくなるため、ケーススタディの蓄積が同年代の社員に比べて少なくなります。結果、顧客に役立つ情報を提供することができません。

一方、低空飛行タイプの営業マンは知恵をしぼるのが苦手ですあなたの企業がセオリーの範囲におさまる手法で人が採用できるのであれば問題ありませんが、現状を打開するアイデアを求めたいのであれば付き合う営業マンを変えることをお勧めします。

 

部品を売る営業マンならば、会社さえ信用できれば物は一緒ですから何とかなりそうなものですが、人材サービスは広告の質もフォローの質も、担当についた営業マンの力量で天と地ほどに差が出ます。

よく新人が営業トークで「新人だからこそ手厚いフォローをします!」と言ってきたりしますが、そんなときは必ず直属の上司にも、一度訪問してもらうようにしましょうこの場合の新人営業マンは単なるメッセンジャーボーイです。

実質のブレーンとなる上司の能力を見極めておくことがとても大切なのです。

 

まとめ

知名度や信頼度のない中小企業こそリクナビやマイナビの信用度をお金で買うべきです。また、採用に関するノウハウを吸収し社内に蓄積できれば、それは会社の財産となります。

中途採用だと会社の実力以上の社員を雇うことは困難ですが、新卒はポテンシャル採用です。将来的に会社の屋台骨となるような幹部クラスの逸材を獲得できる可能性があります。

若者の採用が年々難しくなるこれから先の日本の状況を鑑みれば、今のうちから経営戦略のひとつとして新卒採用を検討しておかない手はありません。

 

ちなみに、タイトルにリクナビやマイナビを「使い倒す」と書いたのは、決して「おんぶに抱っこ」や「丸投げ」になってはいけないからです。営業マンから積極的に情報を仕入れ、学生に対して打てる策をきちんと講じなければ、採用成功はありえません。

新卒採用では、学生に積極性が求められるように、企業にも攻めの姿勢が求められます。リクナビやマイナビは使いようによっては、企業にとって武器となり、同時に指南書の役目も果たしてくれる便利な存在です。

掲載せずとも、営業マンから話を聞くだけでも得られる情報は多いので、新卒採用を検討されている人事担当の方は、一度、両ナビサイトの営業に声をかけてみてはいかがでしょうか。

 

ここまで聞いてもやはり価格がネックだという方のためにお伝えしておきますと、昔は100万円前後かそれ以上が相場だったところが、最近はリクナビもマイナビも50万円以下で掲載できるリーズナブルなプランを出しているようです。

初めて新卒採用にトライする企業にとっても、スタートしやすい土壌が整いつつあります。

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